Vol.112 失敗は成功の基

冷え込む日が続き、インフルエンザなども流行して体調も崩しやすくなってきています。手洗いうがい・消毒など体調管理も徹底していきましょう。

さて、中学３年生は受験が近づいてまいりました。また他学年においても次の学年に向けた準備が始まっていきます。受験への不安や新学年に上がる不安など、保護者様にとっても多くの不安を抱いていることでしょう。不安があるのは決して悪いことではありません。それは地に足をつけてしっかり自分自身・お子様自身のことを見られている証拠です。ただ、不安だからといって、卑屈になる必要もございません。「失敗は成功の基」という言葉があるように、失敗を繰り返した先に「成功（目標達成）」があるはずです。「できなかった、もう無理だ」ではなく、次できるようにするにはということを考えてみてはいかがでしょう。
教室内でも学年を問わず、こんなことを話してくれる生徒さんがいらっしゃいます。「この問題分かってたのに計算ミスをした」「この前やったばかりの問題なのに間違えた」など、間違えたこと（失敗）を悪みたいに話をされます。私はそういったとき「本番ではなく今ミスしていて良かったね」と声をかけます。これは「自分がどこで間違えているのか」「どこまで理解ができていたのか」ということを知るいい機会だったということです。保護者様からすると、「こんなしょうもないミス」と思うこともあるでしょう。しかしながら、本人たちはいたって真剣に、そして自分なりの考えのもと答えを導き出しています。その考えようとする姿勢をまずは認め、どこがいけなかったか共に考え前に進むことが大切だと私は考えています。

失敗があることで成長があります。そしてその成長の先に皆様の成功（目標達成）があります。