Vol.18　集中力が勉強の質を左右する（2018年1月）

近頃、授業中の生徒さんの集中力が一層高まっています。それは受験学年だけではなく、その他の小中学生でも感じます。１人１人と話をしていると、学校の定期試験で高得点が取れた喜びを語ってくれたり、「100点取りました」「過去最高得点になりました」と嬉しそうに報告してくれたりして、講師側も大きな喜びを感じます。結果の向上が、更なる向上心と集中力を生んでいることを、日々実感しています。

また、１年前に比べると、多くの生徒さんの問題を解くスピードが格段に上がっています。進学塾ニュートンの授業では、普段から「聞く時間」「書く時間」「解く時間」を明確に分けて、それぞれの動作に本気で集中して、聞き漏らしなどが起こらないように運営しています。定期試験で「時間が足りなかった」などと言うことが起こらないように、自分のペースで解くのではなく、常に周りのスピードや時間を意識させながら解かせています。

最近入塾された生徒さんの中には、まだこの勉強ペースに慣れていない人がいるかもしれませんが、やがては周りの人がそうであるように、必ず慣れますので安心して下さい。大切なのは、安易に自分のペースで勉強してしまわないことです。人はどんな大変な環境でも、慣れてしまえば普通にこなせるものです。特に、子供の頃は慣れるのが速いものです。自分の底力を信じて根気強く頑張るようにして下さい。

やがて、優秀な同級生に勉強ペースで差をつけることができていることを実感する日がやってきます。その差は、勉強の質の違いとなり、特に受験勉強の際に、そして受験そのものを左右する力となります。宿題をやる時にも、塾での授業ペースを振り返り、時間を決めて取りかかると、得点力が更に上がります。ぜひ時計を横に置きながら宿題をしてみて下さい。

宮川創一