Vol.5　競争社会に勝ち抜く力（2016年12月）

数年前に、「大学入学者数を100人とすると、卒業できるのは88人、就職できるのは68人、３年以上勤続できているのは、なんと38人」だという話を聞いたことがあります。非常に厳しい現状を数字は物語っています。生徒さんにそうしたお話をすると、皆さん震撼している様子でした。

こうした厳しい競争社会に勝ち抜く「気概」を育むことも、とても大切なことだと考えています。生徒さんには、以前、こんな話をしたことがあります。「進学塾ニュートンではいつも必ず宿題が出ているけど、中には宿題のない塾もあるんだって。羨ましいかい？」「でも、家で勉強しないから、いつまでも定着しなくて、定期テストで高得点が取れない。どうだろう？」「いつも大変だけど高得点が取れる方がいいのか、楽だけど点数が悪い方がいいのか、みんなはどちらかな？」なんてことを話しますと、宿題を忘れてしまった生徒さんでも、前者に手を挙げてくれます。

よく似た話は、授業や宿題を取り組む「集中力」や「切り替えの速さ」、あるいは入試での「合格」「不合格」に置き換えて話すこともあります。進学塾ニュートンでは、生徒さんの集中力、自習室利用者ともに、少しずつ増えてきています。

これからも、生徒さんの将来を見据えた指導を、スタッフ一同心がけてまいりたいと思います。

宮川創一