Vol.36「わからない」をわかろう！（2025年6月）

新学年になってから早くも２か月が経ち、気候もだんだんと夏に近づいてきています。

ゴールデンウィークも終わり、１学期の授業も佳境に差し掛かります。今の段階で学校の授業が「わからない！」「いやだ！」となっていないでしょうか？

ただ、「わからない」と一言でいっても様々な段階が考えられるので、段階別にどのように解消していけばよいか考えてみたいと思います。

まず、「①解説を見てもわからない」という段階です。

「勉強が嫌だ」「勉強したくない」となっている人は、前の学年の知識や新しく習った内容が定着していないので「知識を覚える（インプット）」が必要です。

自力で脱するのは困難なので、先生や家族、お友達と一緒に勉強して、早く抜け出しましょう。

①の段階を抜けると「②解説を見ればわかる」という段階に至ります。

この段階では問題の解き方は身についているので問題演習（アウトプット）が必須です。

自分で計画を立てて演習するか、先生にどういう問題を解けばよいか聞くのが有効です。（おすすめは学校や塾の教科書の問題を何度も解くことです。）

「問題ができなくて悔しい」と思うようになれば、次の段階まであと一歩です。

ここから先は「③解説を見なくてもわかる」段階になります。

考えるべきことは「解けるかどうか」ではなく「素早く解けるか」です。問題の制限時間を自分で設定して、その時間内に解けるか挑戦しましょう。

こうするとスピードを早める訓練をしながら、そのスピードを数値で計算できるようになります。

わからないまま闇雲に勉強するのではなく、自分なりに分析しながら勉強に取り組んでいきましょう！