Vol.85　計画を立てて勉強しよう (2023年8月）

ある時、テスト前に同じ学校の友人２人が自習室で勉強しに来ました。

１人は学校平均を目指すAさん、もう１人は5科450点以上を目指すBさんです。

２人とも学校に提出する問題集を取り組もうとしてました。

スタートしてから30分、２人の様子を見たところ、Bさんは4ページ進んでいたのに対し、Aさんは１ページも進んでいませんでした。どうしてそこまで差が開いたのか。

Aさんは分からない問題に立ち止まり、そこで30分消費していたのに対し、Bさんは分からない問題は瞬時に飛ばし、解説を確認し、解き方を暗記して進めていました。同じ30分でもここまでの差があるのかと、大変驚きました。

我々が生徒さんを自習室に誘う理由は２つあります。１つは勉強時間の底上げ、もう１つは勉強方法の確認です。

１つの問題にじっくり時間をかけて考える事は決して悪い事ではありません。しかし、これが定期試験前日だったらどうでしょうか？　私はこの30分がもったいないと感じてなりません。

テストで良い結果を残すには、「勉強時間を増やすこと」「勉強の質を上げること」の２つの要素を意識しなければなりません。

「勉強を長時間しても結果が出ない…」　そう悩んでいる人は、非効率的な勉強をしてしまっているかもしれません。

ガムシャラに勉強する必要がある人もいますが、高得点を目指す人はそのように勉強してはいけません。

「今日はこの計算を完璧にしよう」「何時までにこれを終わらせよう」などの計画を立て、勉強する必要があります。

受験勉強も同様で、人間誰しも、1日２４時間という限られた時間の中で、量を増やすのには限度があります。

なので、難関校と言われてる高校を目指す人は、この夏、「質」を意識した勉強を行わなければなりません。

頑張っても結果がついて来ない時期もあるかもしれません。だからといって諦めるのではなく、「自分の勉強法は大丈夫だろうか？」と立ち止まって考える必要があると思います。勉強法について悩んだら、是非相談しに来てください！