新しい生活リズムを作る

新しい学年がスタートしました！　気候も過ごしやすく気持ちを新たにして１年を頑張るやる気に満ちたお子様も多い時期だと思います。

さて、学校生活の中で、実は「勝負の時期は２学期にある」ことはご存知でしょうか？　特に中学１年生の場合、１年生の２学期に作られた生活リズムが、３年間の生活リズムを決すると言っても過言ではありません。多くの中学生は「途中からでも生活リズムを変えて成績を上げられる」と思いがちですが、卒業生の中学校成績などを振り返りますと、決して現実はそんなに甘くないことがよく分かります。中学２年生の秋頃から成績を上げようと気持ちを変える生徒さんが増える傾向にありますが、相対的に見れば、結果的に大きく成績を上げられる人は稀です。

その理由は簡単で「みんな同じことをやっているから」です。成績をつける学校の先生から見れば、受験生に近づくにつれて学習意欲が上がるのはごく当たり前のことであり、それだけを理由に、成績の「４」「５」の割合を著しく増やすなどということはしないからです。

また、部活の日程などのために、生活リズムを変えたくても変えられない事情がある生徒さんも多く、思ったように勉強にシフトしていくことができないケースも多々あります。私たち大人も、一度できた生活リズムを大きく変えるというのは困難なはずです。まして、人生経験の乏しいお子様が、適切にリズムを変えて結果を出すのは、かなり至難です。こうした諸事情もあって、多くの人は思うように成績を上げられずに悪戦苦闘するというのが、中学校生活の後半に起こる、ごくありふれた事例です。

せっかく清々しい気持ちで１年をスタートしている時に、重たい話を吹きかけるなとお叱りの声も聞こえてきそうですが、今この時期に、このお話をするのは、近い将来に後悔をしていただきたくないからです。今であれば、将来よりは遥かに簡単にリズムの調整ができます。と言うより、今から作っていけます。まだ春は芽が出たばかりの時期であり、これから方向性を探って実をつけていく時期です。

例えば、「学校生活に慣れてから塾の科目を増やそう（または入塾しよう）」と考えられる方もいらっしゃいますが、２学期になってから科目を増やしたくても部活等の事情で増やせない生徒さんは毎年何人も存在しています。

ところが、不安ながらも５科目で通塾を頑張ってみると、ほぼ全ての生徒さんが塾と学校の生活を両立できています。中学校生活は先にリズムを作ったもの勝ちです。進学塾ニュートンは「勉強と部活との両立」を目指す塾です。実際に上手くリズムを調整されて見事志望校合格まで勝ち取った生徒さんもたくさんいます。中学校生活のリズムを決めるのは、まさに今の時期であり、ぜひとも後悔のない文武両道（文部両道）の道を切り開いていただきたいと願っています。お困りの際はいつでも教室までお問い合わせ下さい！