受験生なのに受験モードになれない？

この時期に毎年よくあるご相談の１つに「受験生なのに受験モードになれない」という相談があります。この相談は東京のように受験戦争の激しい地域でも毎年よく受ける相談でして、決して兵庫県の一部の地域だけの問題ではありません。

保護者様の中には「私が受験生の頃はこんな意識ではなかった」「もっと積極的に勉強をしていた」と、我が子の現状を見るに堪えない方もいらっしゃるのではないでしょうか？　場合によっては親子喧嘩に発展してしまうケースもあり、大切な進路の話がお子様と全くできずに悩まれる保護者様もおられます。

手に負えずに「もう勝手にしなさい」と突き放し、お子様が後悔して意識を改めることを待つ方、またはそうせざるを得ない方もおられることと思います。しかし、子供は大人以上に受験や社会の厳しさについては鈍感でして、なかなか意識や行動が変わらないまま、夏休みや２学期を過ごすお子様も珍しくありません。

また、少し意外に感じられるかもしれませんが、お子様にアンケートを取ってみますと、受験生であるお子様自身も、内心では「どうやって受験意識を高めていくのか」悩まれているケースも少なくありません。驚くべきことに、これは成績優秀者であっても決して例外ではなく、寧ろ成績に余裕があることが裏目に出て、２学期になって周囲の受験生が変わっていくのに自分だけ変われないことに悩んでいる女の子も現にいました。一体どうすればいいのでしょうか？

答えは意外とシンプルです。「意識が変わるのを待つのではなく、意識が変わらなくてもどんどん勉強すること」です。勉強をすればするほど「自分が勉強できないこと」「時間が足りないこと」に気付いてくるものなのです。やればやるほど「もっと勉強しないといけないこと」に気付くのです。なので「意識が変わるまで待つ」というのが大きな間違いだったのであり「どんどん行動したもの勝ち」だったのです。

振り返ってみれば、私たち大人でさえも「やる気になってから仕事を始める」のではなく、ほとんどの場合は必要性に迫られてやり始めますし、仕事をすればするほど「意外と時間がないこと」や「もっと早くやらなければならないこと」に気付きながら仕事をセカセカと続けるケースが多いのではないでしょうか？

そういう意味では、進学塾のように、強制的に勉強させられるような環境というのは、受験勉強を進める上で、大変重要な場であると言えます。進学塾ニュートンでは、「集団授業」や「ライブ授業」の良さを活かしながら、お子様の意識が少しでも早く上げられるよう「受験や社会競争に関する説得」などを頻繁に入れて、できるだけ早くお子様が周囲の受験生よりも意識と行動を変えて勉強に取りかかれるよう、最大限努力しております。

創業以来、進学塾ニュートンにお通いのお子様の大半は、２学期になっても偏差値が上がり続ける傾向にあります。これは、周囲の受験生よりもリードできている客観的な証拠です。意識が変わるのを待つのではなく、ぜひとも直ぐに行動を始めて下さい。次年度も過去最高実績が出せるよう、全力で指導させていただきますので、どうぞ宜しくお願い致します。