Vol.96 苦手科目は成長のチャンス‼(2024年7月）

梅雨明けも近づき、海や山の恋しいころとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

６月は期末テストがあり、自習室にも多い日は30名ほどの生徒さんが勉強しに来ていました。多くの生徒さんは勉強を好んでやりたがりません。

それでも、テストのために自分で考えて行動できることは、本当に素晴らしいことだと思いま

す。

ですので、私も自習室に来られた生徒さんには「えらい！」とよく声をかけています。

あるアンケート結果によると、小中学生の93%が「苦手な科目がある」と感じているそうです。そして小中学生共に、その苦手科目は「算数・数学」だそうです。

最終的に、苦手科目が得意科目になることは稀な事であり、最後まで苦手意識を払拭できない事は珍しいことではありません。

しかし、大きな目で見れば、苦手科目と向かい合う事は自分の苦手、いわば自分の苦手と向かい合う事。

大人でも苦手なことや嫌なことからはつい目をそむけたくなってしまいます。

逃げたい気持ちをぐっと堪えて、「苦手科目から勉強をスタートする」「苦手科目に一番時間を割く」などのような、嫌なことから逃げずに立ち向かうことは、その科目の苦手克服以上の価値を持つと私は考えます。

私が生徒さんにしている話の中で「みんなのおうちの人がまさしくお手本。

みんなのおうちの人は、その日の仕事が嫌だからって休んだりしないし逃げたりしていない。まずはその第一歩として勉強が苦手な人は１日10分でも良いから勉強するようにしてみよう！」と話したことがあります。

我々講師一同は、学習面を指導するだけでなく、大人になって社会に出たときに困らないよう、逃げないことの大切さ、今の世の中の現状等も伝えながら、立派な大人になって欲しいと考えます。その第一歩として、苦手な科目から逃げない強い気持ちをこれからも育んでいきます。