勉強の質問をしても点数が上がらない理由

勉強をする上で、分からないところを質問することは、とても大切なことです。保護者様から「ウチの子はなかなか質問をしなくて…」というお困りの声をよくいただきます。分からない箇所を、いつまでも放置しておくと、そのために次々と理解できない箇所が増えていきますので、少しでも早く解決することは重要なことです。また、ニュートンでは質問ができないお子様でもフォローできるよう、授業中でも先生の方から頻繁に発問や指名をしたり、演習中に声掛けをしたりしています。

しかし、分からない箇所を何でも質問することが、必ずしも良いことばかりとは限りません。例えば、時折、分からない問題を絶え間なく質問をしに来る受験生がいますが、この質問に全て丁寧に答えていると、実は受験直前に「全部分かりません」と質問を持って来ることが、経験上、明らかです。これは、「暗記努力や演習努力など、自分でやるべき努力から目を背け続けてきたため」に起こります。「分からないこと」にしておけば、仮に自分が問題を解けなくても、「自分の責任ではない」ことになり、自分は努力をしなくて済むからです。ですが、言うまでもなく、こうした認識は受験の結果にとって、大変危険です。

素人の先生ですと、このことを知らずに、絶え間なく質問を持って来るお子様に、つい親切丁寧に仲つつましい雰囲気で対応してしまい、上記のような羽目に陥ります。挙句の果てに、生徒さんから「解けないのは先生のせいだ」「塾のせいだ」と言われる始末です。これは、「勉強ができないのは、あくまで自分の責任である」という教育を怠ったために生じる「責任転嫁」なのです。

プロの講師であれば、まず大前提として、できないことに対して「それはまずいぞ」という焦りを感じさせる雰囲気で、質問応対を行います。また、何度も同じ様な質問を持って来る生徒さんに対しては、「まず自分で解説を見て理解しようとしたのか」「辞書で調べたのか」を確認します。ニュートンでは、その様な雰囲気で日々のテスト対策授業を行っており、質問応対のみに終始せずに、自分で勉強ができるお子様となるよう「勉強方法」や「自己努力の確認」を日頃から全講師で徹底しております。

ご家庭でも、お子様が自分の勉強努力を蔑ろにして、他人や環境のせいにしていないか、ご注意をいただきながら、お子様の学習環境を見守ってあげて下さい。
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進学塾ニュートン
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