Vol.52量より質？いいえ、量と質です！（2023年11月）

日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

先日は「後半期保護者説明会」にご参加頂き、ありがとうございました。ご参加された生徒さんと保護者様の熱気に押され、お話しする予定のなかった内容もついつい喋ってしまいました。当日ご参加された方は、口外されないようよろしくお願い致します。

この説明会で多くの保護者様から「集中力を上げて欲しい」「どんどん居残りをさせて欲しい」「苦手を克服して欲しい」「点数を上げて欲しい」「合格させて欲しい」「意識を変えて欲しい」などの声が上がりました。その中でも、「成績UP＝量×質」のお話が非常にご好評頂きましたので改めてご説明させていただきます。

今からちょうど2年前のお話です。その生徒さんは当時中学2年生でした。テスト1週間前にも関わらず、塾以外の日は家で勉強している様子がありませんでした。その姿を見たお母様は言います。「テスト1週間前でしょ！もっと勉強しなさい！」すると、お子様からこのようように返ってきます。「提出物も終わったし、塾の宿題も終わった！」そして、お互いモヤモヤした気分になります。「テスト前くらい、自主学習して欲しい」という親の気持ち。「やることやっているのに、口うるさいな」という子の気持ち。どちらもわかります。そのご家庭と面談をして、あるアドバイスをして学年順位が８７位から２５位に3カ月で引き上げました。その方法は「勉強時間を今の3倍に増やして下さい」です。

「量より質」というこのフレーズ。はっきり言いますが、このやり方で成功する人はほんの一握りの天才です。残念ながら、私を含めて99％は凡人です。時間投下するしかありません。時間投下した上で、問題点を発見し修正を繰り返し繰り返しして初めて「質」を見直します。今年は勉強時間が少ない生徒さんが例年より多いです。私自身、非常に危機感を持っています。お子様への説得は全力でさせて頂きますので、お気軽に教室までご相談下さい。

神成啓吾