Vol.31「試しにやってみる」の大切さ（2025年1月）

新年、明けましておめでとうございます。２０２５年が、皆様にとって良い一年となるよう我々も全力を尽くす所存ですので、本年も何卒よろしくお願いいたします。

さて、「１年の計は元旦にあり」という言葉がございます。１年間の計画は元日に立てるのがよいという意味です。年が新しくなった今、気持ちも新たに何かを始めるにはもってこいの時期です

。勉強、スポーツ、趣味…何を計画するにしても、一番大事なことは、その計画が「続けられる計画である」かどうかです。どんなに素晴らしい計画でも、それをすぐやめてしまっては元も子もありません。

そこで計画を続けるコツを１つお伝えします。それは、“作業興奮”です。

作業興奮とは、「一度作業に取り掛かるとわいてくる集中力や意欲、やる気」のことです。部屋の片付けを始めるとつい楽しくなってしまったり、短時間の読書のつもりが１時間近く読書してしまったりなどの経験はないでしょうか。作業興奮は脳内からドーパミンやアセチルコリンという物質が分泌され、快感や達成感が得られることで起こるとされています。また、研究では五感を刺激するような作業や比較的簡単な作業の方が作業興奮が起こりやすいことがわかってきました。なので、どんなにやる気が出ない日であっても、試しに１０分だけ勉強に取り組んでみましょう。簡単な計算問題や単語の暗記、漢字の書き取りなどがおすすめです。そうすることで１０分後、「もう少しだけ続けようかな」という気持ちになっているかもしれません。

計画を立てるにしても、実際の作業に取り掛かるにしても、「試しにやってみる」ということは非常に大切な考え方だと個人的には思います。やってみないと分からないこともたくさんありますし、やった結果がどのようなものになっても、その結果は必ずどこかで活きてきます。チャレンジ精神をもって、皆様が２０２５年に活躍することを祈っております！