Vol.49 微差の追求（2023年8月）

8月に入り、ひときわ厳しい日差しが照りつけておりますが、いかがお過ごしでしょうか。中学生は定期試験が終わり、今回中1・中2生は学年1位を輩出できました！また、前回の点数よりも飛躍的に向上した生徒さんも多数出てきました。自分の実力以上に結果を残す生徒さんについて、お話をしたいと思います。

それは、「微差の追求」をしているかどうかです。

例えば、学年50位の生徒さんと学年10位の生徒さんがいます。ものすごい差があるように感じますが、各科目を10点ずつ上げて５科で50点上げれば学年10位になれます。問題数でいえば、1科目3～5問正解すれば良いのです。「どんぐりの背比べ」みたいなもので、微差に1個取り掛かると、順位がグンと上がります。

けれども、人間とは面白いもので結果がでないと、解決策として「大差」を狙います。「追加で参考書を買う！」「部活辞める！」等を言いだします。あと数問正解すれば、自己ベスト更新です。なぜ、普段は正解していた問題にも関わらず、試験本番では間違えたのか。そこに向き合おうとしません。

テストの点数を取るには、「勉強時間を増やすこと」「勉強の質を上げること」の２つの要素を共に引き上げなければなりません。勉強時間と点数が必ずしも比例しない、そこに勉強の難しさがあり、皆さんが苦戦されるところだと思います。しかし、1つの悪習慣を正すだけで飛躍的に点数が上がるのも事実です。

ご家庭の中でお子様の勉強に対する取り掛かり方に、ご不安を感じましたら、お気軽に教室までご連絡下さい。少しでも生徒さんの成績が上がるよう、最善の指導をさせて頂きます！

神成啓吾